男子校のお姫様

お仕事


「仕事か・・・」

メールの本文にはこう書かれていた。


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最近やっかいな妖怪が毎夜姿を現しているようじゃ。
わしの占いだと、今夜は琉生達の学校のある島に現れるみたいなんじゃよ。
佳音は今日転校したばかりだと聞いた。
休ませてやりたんじゃが・・・。
相手の特性上、琉生や慧よりも佳音の方が早く解決できそうなんじゃよ。
申し訳ないが、今日の丑三つ時、その島の見周りを頼む。
気をつけてな。
――――――――――――――――――


「今は10時32分・・・。まだ時間はあるね・・・」

あたしはいったんパソコンを閉じると、ベットに潜り込んだ。

仕事のために力を蓄えておかなきゃいけないから。

仕事・・・。あたしは陰陽師。

己の霊力をもって妖怪退治をしたりする。

あたし達の占いはよく当たるし、病気やけがを治すこともできる。

あたしはそんな家系に生まれた。

生まれつき力が強かったあたしは、小さいころからたくさん修行してきたんだ。

あたしは小さいころを思い出しているうちに、眠りについていた。




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