純悪女!?~ドSなアイツの結婚計画~
第2章

それぞれの事情


その日の夜は、ナイトウエディングが入っていた。

それはここ、ローズパレスの自慢の式のひとつ。
真っ白な教会がきれいにライトアップされて、キラキラとした幻想的な雰囲気の中で行われる。

私達の仕事は、事前の準備も大変だけれど、一番はやっぱり当日の式と披露宴のサポートだ。


「新郎新婦の体調に問題はないか?」

「はい。問題なく、先ほどメイクに入られました」


当日、緊張のあまりに気分が悪くなる人もいるのだ。


「ご両親の着付けの方は?」

「はい。それも始まっております」


桐生さんは私の返事に大きく頷いた。


桐生さんの隅々まで手を抜かない姿は、私も見習わなければと思う。

私たちにとって、何度も繰り返される結婚式も、その二人にとっては一生に一度のものだから、失敗は許されない。

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