三十路街道まっしぐら
三十路の会話

焼き鳥屋にて

『あーーーーおいしいーーーこのささみ』


『やっぱ、ここの半生のささみ最高だよね!!』


ビールを飲みながら行きつけの焼き鳥屋での三十路オンナ2人。


『最近、出会いあった? 』


『じ・つ・は あった!!』


『まじで!なんでいってくれないの?もう!!』


『あーーごめんごめん。けど終わったからさ。』


『ええ!!もう?早くね?』


『ってか始まりのしなかったって感じ?!』


『・・・・・・・・・』


『あ、すみませーーん。レバー塩で2本追加でー♪』


もりもり食べる2人。


『それがさー会社の人なんだけど。3つ年下でかわいくてさー。
メルアド交換してがんばってたんたよねー。』


『がんばってたんだ。それでそれで?』


『わざと質問返しとかしてメールがずっと続くようにしむけてたんだけどー途中から返信なくなって。で、もうだめかなーと思ってそのまま。』


なにも始まってないやん!!!!


『やっぱさー男って興味ないオンナにはなかなか返信しないし続かないんだよ。とくにメールなんて面倒だし。』


ってかあたしたちだって興味あるやつにしか返信しないやん!!


『がんばらないといい男ってこないよねー。だいたいあ!!って思う男にはオンナがいるしねー。』


『これからは年下っしょ?』


『育てよ育てよ。』


『だよねー』


『すみませーん。生2つ~♪』


今宵も寂しい三十路オンナ2人に愛の手を。

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