【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
どうにかして政略結婚をしないための策は、なんかないのだろうか。
考えたがまったく浮かばない。
「……はぁあああ」
思わず大きなため息がこぼれる。
これと言っていい案が浮かばなくて困る。
「……これは政略結婚する前に、誰かと結婚するしか方法がねぇよな」
それしか政略結婚を回避する方法がない。
でもどうする??結婚相手なんかそうそう見つかるものじゃない。
やっぱ……。関係持ってたヤツ??
……いや、そんなことしたら更にめんどくさくなるだけだから、やめよう。
「うわぁ、どうすればいいんだ、俺は……」
でもこのまま親父の言うこと聞けるほど、俺だっていいようには出来ていない。
だからこの際、どうにかして結婚しなきゃ俺の人生が危ない。
さて、一体どうする俺……??
このまま政略結婚するか??……いや、絶対にしない。
じゃあどうする??
あーくそっ、誰かいねぇかな。
俺の結婚相手になりそうなヤツ。
「……ん??」
ちょっと待てよ??
俺の身近に一人、居るじゃねぇか……。俺の結婚相手にふさわしいヤツがさ。
アイツなら……。