愛を下さい
日常
椿side


「好きだよ。」
「私も...」


(まただ...)
これで一体何回目になるだろう。彼が愛を囁いている相手は私ではない
私が知らない化粧が濃い女の人。ネクタイの色が違うからおそらく上級生だろう

もう諦めた。彼のように顔立ちも綺麗で頭もいい人が私だけの物になるはずがないと。


だけど、私はあなたの事が大好きなんです。
もう少し私のわがままに付き合ってください。



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