僕の伯父さんの都市伝説
はじめに
僕の伯父さんは

今年50歳になります。

でも本人は

若く見られるというのが

自慢なようです。


確かに僕から見ても

そこら辺の同年代の

オヤジたちよりは

若く見えます。
 

伯父さんは今だに独身です。

結婚するチャンスは

今までたくさんあったと

本人は言っています。


でもしなかった・・・

本人は良縁に恵まれなかったと

言いますが、僕は違うと思います。

若い時から彼方此方を彷徨って

仕事やお金に困ってましたから。


そんな伯父さんがある日

僕を呼んでこう言いました。

「俺はもう駄目だよ」

「?何が駄目なん」

訳も分からず僕は

こう聞き返していました。

「どうやらやばい病気らしい」

「・・・」


しばらくして伯父さんは

入院しましたが直ぐに

家へ帰されました。

医者との話し合いで

本人がそう希望したらしいです。


これから書くお話は

暇そうな伯父さんの

相手をしている内に

つらつらと聞いたお話です。


どうやら伯父さんが

若い時に体験したお話らしいです。

本人は百物語だと言っていましたが

結局は百話揃いませんでした。


では皆さん始めましょうか・・・
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