君に伝える。
ニセモノ

「原岡君...」
「何?」
「お、お尻触ってる...っ」
「うわ!!ホントだ、ちょ、ゴメン!」

慌てて離れる。

あれ、あたし...


今、チョット格好いいって思った?


「マジでゴメン!気付かなくて...」
「い、いいよ全然!わざとじゃないから」
「わざとかもよ?」
「えぇ!?」
「うっそ、わざとなワケねーじゃん」

恥ずかしくて、無意味にカバンの中を
探りまくる。
何も取り出すモノなんかないのに。

ゴソッ...ん?

これって.....
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