桜星サンセット
「広くん来てる。門のとこ。コウちゃんのこと待ってるみたい」

どうしよう。

「コウ、ちゃんと話をしてきたら?」

私が文句言ってきてあげる、という舞ちゃんをなだめて一人で門へと向かった。

広君は、つきあっていると人に言った事を謝った。

その間笑顔を見せる事無くずっと悲しげな顔をしていた。

「もうメールしないから。ごめん」

そう言って肩を落として去っていった。

その後ろ姿に罪悪感で一杯になった。

ごめんなさい。

「今回は広くんが冷静になってくれて良かったね」

アンが言った。

私、舞い上がってたんだ。

「コウ、こんなことで恋愛に臆病になっちゃダメだよ」

アンは元気づけようとしてくれたが、なんか当分いいかな、自信無いもの。

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