レンタル彼氏 Ⅱ【完結】

一人…美佳

【今日、バイト五時までだからその後なら。】





そのメールを見て、携帯を握りしめた。



伊織。

一番辛い時に側にいれなくてごめんね。



自分を責めてない?




会った時はずっと笑うようにするから。
もう、一緒にいるから。


私が家族として一緒にいる。



そう、思ってたのに。




私は伊織を置いて行ってしまうんだ。




一番、してはいけない置いて行き方をするんだ。
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