お前が好きなのは俺だろ?
Home*6

*我慢してやろう‐玲Side‐



「ん……」



「目、覚めた?」



ゆっくりと瞼を開け、俺を瞳に映す。



「……」



まだ意識がはっきりしてないんだろう。



ボーっと俺を見つめる未来。



「体、大丈夫か?」



「体……っ///!」



ハッと思い出したように、頬を赤く染める。



「だ、大丈夫……だと思う。というか、どうなるか知らないし……」



「あぁ、そっか。初めてだっただもんな」



「なっ///!はっきり言わないでよ!!」



「は!?事実だろ。つーか、ちょっと静かにしろ。まだ親、寝てる」



「あっ……」



まだ夜明け。



夜遅くに帰ってきた両親はまだ寝ている。



< 288 / 424 >

この作品をシェア

pagetop