【超短】「好きだからだよ」【完】
「気づけよ」
「ちょっ、大翔!?」

私は葉月。


そして、今、上にいるのが、幼なじみの大翔。


 ……って!

なんで、上にいるのって話なの!


コイツ、いきなり家に来たと思ったら、玄関で押し倒してきた!


「退いて、よ!」

「やだ」

「はぁ!?」

何がやだ、よ!


そもそもこんなトコにいたら、誰かに見られるじゃん!

なんとかしなきゃ。


「は、話は部屋で聞くから、とりあえず」

「だから、退かねぇって」

こっちは下手に出てるのに、否定しかしない。

これじゃあ、らちが明かない。
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