キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~

何者!?

ヤンキー達が去って行き――…





俺は落ちている自分のカバンを静かに拾う。








アイツらN高の奴だったな。



守に手を出しやがって…

今度会ったらぶっ殺す。




汚れたカバンを肩に持ちながら女を見ると

女はまだ地面に座り込んだままポカンと放心した表情をしていた。





つーか…アイツなにものだ?


普通の女だと思ってたのに、一瞬で二人も倒しやがった。





俺は守と女の所へ歩み寄る。



「守、ケガはないか?」


「う…うんっ!僕は平気。それより未唯ちゃんは?未唯ちゃんは大丈夫?!」



守は心配そうに女の顔を覗きこむ。





「あ、あたし…あたしは…
うん、大丈夫…」



女はいまだに混乱しているらしい。


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