雫がひとつぶ

 あなたがあの人の恋人だって

 知っていた

 だけど気になってしまったから

 あなたを見ないようにしていたの

 なのにどうしても

 この視線はあなたのもとへ

 この耳はあなたの声を探して


 たぶん 

 これが恋というものなのだろう

 これが恋というものなのだろう


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