翌日。

灯里は玲士に連れられ、駅前のショッピングモールに向かった。

モールは200店舗ほどの大きさで雑貨から衣類、レストランまで一通り揃っている。


二人はまず携帯ショップに行き、灯里の新しい携帯を購入した。

幸いアドレスやメールなどのデータはメモリーカード上に入っていたので、新しい携帯にデータを移し替えるだけで済んだ。


「あー、よかった……」


携帯ショップを出た後。

胸を撫で下ろす灯里に、玲士は歩きながら言った。


「あいつのメモリは消しておいたからね」

「……え?」

「着信拒否設定もしてあるから。もしまたあいつからメールや電話が来たら、おれはお前の携帯を叩き壊す自信があるよ」


そんな自信持たれても……。

と青ざめた灯里に、玲士は目を細めてくすりと笑う。


「おれはね、こう見えても独占欲強いの」

「……」


それはなんとなくだが灯里もわかってきた。

無言になった灯里の肩を玲士は軽くトンと叩く。

この作品のキーワード
イジワル  独占欲   すれ違い  運命   再会   婚約   溺愛  切ない   イケメン  毒舌