Sieru~愛犬と愛しの先輩~
1 まさかの再会



────秋


葉の色が変わりだす頃


風がとても気持ちいい



「って、居眠り禁止ー!」


「…うるさい」


「昼休み寝るくらいなら授業中寝たら?」



ぶつぶつ呟いてるのは、あたしの親友



「高校生の昼休みに寝るとかあり得ないっ!」


「あー…、はいはい」



なんか今でも夢みてるみたい


ってか、現実はそんなに甘くないよ?



「もしかしたら、素敵な出会いがこの休み時間に…」

「あー…、ないない」





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