「へぇ、部屋でキスねぇ。
で?
藤城くんは、何て答えたの?
まぁ、聞くまでもないと思うけど」


水曜日の教室で。


ノートをバタバタあおり、うちわ代わりにしながら、夏帆が聞く。


「俺も好きとか、言われちゃった?」


夏帆は切れ長の目をあたしに向けて、片手で足をポリポリっとかいた。