龍王 【完】
この感覚が何なのかわからないままでモヤモヤする。

真帆に聞きたいけど聞けない。

後でメールして相談しよう。

私達はお昼食べたけど、斗輝達は今、食べてる。

お腹すきすぎなのか無言だし…

空は真っ青のいい天気。

校庭の周りに咲く桜も満開。

「ねぇ、真帆、桜が綺麗だね。」

「ん?桜?」

「ほら…満開だもん。」

「ほんとだー!明日、萌佳、桜の下でお昼食べようかぁ~?」

「うん。いいね!真帆。」

2人で決めていると『おい』って声をかけられると、不機嫌な斗輝と匠さんがこっちを見ていた。

來斗さんは、2人を見て『アハハハ…』と笑っていた。

穏やかな日々…
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