デレデレ彼氏とツンデレ彼女
ずっとずっとずっと
「俺の事きらい…?」


またそーやってあたしに
〈嫌いじゃないよ〉って言わせる気だ。


「別に…」


「好きか嫌いかハッキリ言ってよ~。」


「…………。好きだよ。これで満足ですか~?」


「うん!満足!ちょー満足!じゃあ部屋行こう!」


「やっぱり一緒に寝るんですね。」


「ふんふんふーん♪
そういえばさなんで一緒に寝るの嫌なの?俺手出さないじゃん。」


「ベットを2人で寝ると狭いじゃん。」


「あー。それね。大丈夫だよ。ベッドダブルに変えたから。」


「え?なんで?1人で寝てるんならシングルでよくない?」


「だって初音が狭いって言うなら変えなきゃって思ってさ―だから変えちゃった!」


え―。あたしの一言で変えちゃうんですかー。


今度から発言には気をつけなきゃ。


「はいどーぞ。俺飲み物とってくるからまっててねー♪」


いっつも騒がしいなぁ。


あたしは、宏太のべっとに寝っころがった。


宏太の匂いがする。


いい匂いだな。落ち着く。


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