夏休み

鬼祭り






俺は風呂から上がり、扇風機の前に行った。





「あぁあぁぁ…」



この年になっても扇風機の前に来て声を出すのはやめられない。






「星也、お腹空いただろう?」


おばあちゃんはそう言っておにぎりを持って来てくれた。





「お兄ちゃんが星也はどこか行くって聞いたからすぐ食べれるようにおにぎりを作ったんだよ。食べてから行きなさい?それと気をつけて行くんだよ?」







「ありがとうおばあちゃん!」



「あまり遅くならないようにね」



「はーい」




ふと兄の方を見ると兄は俺を見てニヤッと笑った。








兄は何を考えてるんだか分からない。



















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