先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】
【学校+先生+生徒】

廊下で、


柄の悪い生徒達に囲まれて

へらへらしてる、リョースケ先生を見た。


生徒になれなれしく組まれた肩を、

身振り手振りを交えたオオゲサな冗談に
まぎれさせ、

さり気ない仕草ではずす。



一瞬こちらに気づいて、
目だけで軽く笑った。



それをあからさまに無視して、

回れ右をして引き返した。




不良達にまで完全に「同類」と
みなされるような、

そんな堕落した先生じゃ、


モラルなんか無いに決まってる。


ユリが自分に気があると気づいただけで
あっさり手を出すんじゃないかと、

ずっと気が気じゃなかったが、

あながち間違ってはないだろう。



じきに、すぐばれて、

ユリは退学、あいつはクビだ。




そうなった所で、知ったことか。





< 15 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop