一月の誕生石

真実の【ガーネット】






ある王国には、ひとりの王女がおりました。

王女の名前は、ガーネット姫。

王女は、そろそろ婿を迎える年頃でした。


隣国との争いが勃発し、

その勝敗によっては王国は消滅し、

王女は、隣国の王子の第二后(だいにきさき)になる運命です。


王女には、小さな頃から、馬に乗せてくれる心を寄せる騎士がありました。

もちろん、身分が違います。

その騎士は、明朝、隣国との闘いへと出陣します。


王女は、密かに騎士を呼びました。

「このお守りを持って、

 わたくしのために、

 しっかりと闘いなさい」

王女が騎士に手渡したのは、ガーネットのペンダント。

王女が生まれてからずっと、肌身離さずに着けていたものでした。


騎士は、一番の働きをして、無事に戻ってきました。

その功績により、王女の親衛隊長に昇格しました。


言うまでもなく、

その後、王が亡くなったあとに即位した女王の横には、

王女を愛する騎士が並んで立っていましたとさ。


王女は、真実の愛を貫いたのでした。

めでたし、めでたし。