声に惹かれて~声から始まる恋心~
この声をもっと聞きたい。

私はそう思った瞬間、既に受話器を耳元に当てていた。


自分でもびっくりした。

だって知らない人。


「あの…。」

なんて言えばいい?

「素敵な声ですね。」

「はい…?」


相手はなにがなんだか分からない様子だった。

「あっ、ごめんなさい。私の好きな声だったもので。」

私は何を言っているのだろう。
< 2 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop