あたし達は、心臓が潰れる位恋をして、
それでその先どうなるんだろう。
脳みそが溶け出す位の恋をして、
それでその先どうなるんだろう。


彼の指先は冷たかった。
あたしはなんとなく虚しかった。
自分の気持ちの熱さと彼の指先の冷たさが全く交わらなくて苛々していた。


彼はあたしのものにはならない人だった。

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