眠り姫の唇


ふふんと鼻を鳴らしながら、リサは天ぷらをくわえる。


「ちょろいもんよ。それより瑠香?一人で無理しちゃ駄目なんだからね。なんかあったらすぐお姉さんに相談しなさい。」


「私の方が誕生日早いんだけど。」


本当にリサは心強い。



また迷っても、 リサがいるから大丈夫だな。

瑠香はそう漠然と思った。












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