「うーん……何か怪しいよな」

夕食も済み、後は寝るだけと言う時。
恵一が手帳を片手に唸った。

「こんなこと疑いたくないんだけどさぁ。俺、本当におじさんが密売やってる気がしてきた」

「……取り敢えず、イチゴのセールスマンの素性を明かせば、自ずと信夫さんの事もハッキリするだろ」

「そうだけどさ」

布団を敷いていた紘哉は、小さく欠伸をした。
慣れない所に来ると、いつもの倍以上に疲れる。

その時、部屋のドアがノックされた。
恵一がドアを開くと、そこには少し縮こまった千尋が立っていた。

「夜遅くにごめんなさい。ちょっと訊きたいことがあって……」

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探偵  推理  殺人  密売  ミステリー  ギャグ 

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