(いっそ……真実を話してしまったら……ああ、そんなことをしたら、わたしだけじゃない。ホマーも首を刎ねられるわ。言われたとおり、ホマーを国に帰そう。それまでなんとか……)


リーンはこのカリムを、なんとか説き伏せようと必死で考える。

そんなリーンにカリムは意地悪く笑ったのだ。


「何を勘違いしている。私は王命により、花嫁の純潔を確かめにきただけだ」

「確かめる……って?」

「これは我がクアルンでは当然の儀式。この私が純潔だと証言しなければ、王はあなたを不義の花嫁と決めるであろうな。それでもよいのか?」  


どこからか吹き込んだ風に、入り口のカーテンが揺れた。


(わたしは間違いなく純潔だもの。それを証明するだけなら……)


リーンは腰に巻いた細い帯を解き始めた。