TIME MACHINE

未来から、火星人



そう言って、雨の中に綺麗な顔をした男が立っていた。静かな公園に、キャンキャンと吠えまくってついに逃げ出した野良犬。

そりゃそうだろう。
私も、犬なら吠えて逃げ出してる。
今だって予想外な展開に泣き出しそうだ。

それなのに、ジリジリと迫りよる男。


「こ、来ないでよ」
「…どうして?」


いや、分かるでしょう、普通。
全裸の男が女子高生に近づいたりしない。

…あ、そうか。

普通じゃないんだった。
さっきこの人、自分のこと"火星人"とか言ってたな。



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