私の彼氏は特殊捜査官

秀side

オレは、撃たれた腕を見つめていた。

・・・

確かに、銃弾は偽物で、

鉛が使われていた。

・・・

死なないとは言っていたが、

これが心臓に当たれば、

死ぬのは確かだ。

・・・

他の仲間は、

足や腕を撃たれていたので、

ケガだけで済んだが・・・




『オレを痛めつけたのはあんただ』


ミキヤの言葉が、

脳裏をよぎった。


…オレはミキヤに会ったことがあった。

…どこで会った?

まだこの捜査官になって5年。

何かの事件に、ミキヤがいたのか。

・・・いや、

それなら絶対覚えている。

< 44 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop