私の彼氏は特殊捜査官
見えなくなり、

玄関に手を差し出した瞬間、

誰かが私の腕を掴んだ。


・・・

少し怖かったけど、

振り返った。



笑顔の男の子?

見たことないな・・・



「私に何か用ですか?」


「君、琴美ちゃんだろ?」



「そうですけど、・・・あなたは?」



「もうすぐ秀の知り合いになるものです」


もうすぐ?

どういう意味?

「・・・えっと」

「あ、オレ、ミキヤといいます」

笑顔は変わらず、名前を名乗った男の子は、

そっと私の腕を離した。
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