たすけて
第26話 生きる
よく聞く。「人は勝手に生まれてくるのだから死ぬ時も勝手に死んでもいいんじゃないか」
たしかに。でも…あたし何度も死のうとしたし死にそうになったこと何度もある。でもまだここにこんなことを書ける、つまり生きているということはなにか意味があるのかもしれない。
死にたいという人は本当は死にたくない。いざ死を目の前にしたら怖くなるだろう。あたしはいま生きててよかったなって思える。
毎日のように殺人があるけれど、意味もなく殺された人は、はたして産まれてきた意味あったのだろうか?あたし産まれてきた意味あったのだろうか?
あたしいつどこでどんな死にかたするのだろうか?
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