「もっとも、オレが試したのは男用だから女用のサンプルは欲しかったところだ」


 途端に結衣はロイドを睨むと益々頑なになった。


「私を実験台にしようとしてたわね?! 絶対、飲まない!」
「男用も女用も高低の設定が違うだけで、基本仕様は一緒だ」


 ロイドがいくら取り繕っても、結衣はもう聞く耳持たない。


「絶対、イヤ!」


 結衣が言い放つと、ロイドはうんざりしたように顔をしかめて小さく舌打ちした。
そして、いきなり結衣を押し倒した。

 小さな悲鳴を上げて床に背中をつけた結衣が、抗うように伸ばした両の手首をロイドがすかさずつかまえる。
 大きな身体でのしかかられ、身体全体で押さえ込まれ身動きができなくなった。

 ロイドはつかまえた結衣の両手首を左手ひとつで掴むと、頭の上で床に押さえつけた。


「イヤッ! 放して!」


 今にも陵辱されそうなこのシチュエーションに恐怖して叫ぶと、結衣は目の前に迫ったロイドの顔を涙目で睨んだ。

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