Apasionado!3~俺様社長様の甘い誘惑~



明け方


「ママー」


あっ、涼。


起き上がり


「どうしたの?」


「ママーとパパーとねんねしちゃい」


恭介さんも起き上がり


「ん…おいで」


涼を抱き上げて、私との間に寝かす。


「パパー」


「ん?」


「おててちゅないで」


「手を繋ぐのか?」


「うん。ママーも」


「ママも繋ぐの?」


「うん」


左手を恭介さんに


右手を私と繋いで



「にゃかよちちゃんだねぇ」


「えっ?」


「パパーとママーとりょうは、にゃかよちちゃん」


『パパとママと涼は仲良しさん』って言ってる訳ね。


「フッ そうだな」


「そうね、パパとママと涼は仲良しね」


涼のぽちゃぽちゃの頬っぺにキスをして


「まだ早いから、もうちょっと寝んねしようね」


「うん」


また眠りに落ちた。


「フフフ…」


「ん?どうした」


「大きいベッドに熊五郎とペン太郎が偉そうに寝て…こっちは三人ですね。何か人間の方が遠慮してるみたい」


「フッ そうだな。まっ、たまにはいいか」


「はい」


恭介さんが半身を起こしてキスを落とす。


「おやすみ、俺の奥様」


「おやすみなさい、私の大好きな旦那様」



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