消えぬ想い

chapter16 前期終盤

今日から、前期の終盤

夏休みが明けても「前期」というのは、かなりイラっとする。

3学期制だったらいいのにな。

こんなに面倒じゃないよ。

「はいじゃぁー朝学活はじめて」

矢野・・・。

アナタ、やんでますね。

暗いですよ。

・・・・・・・・・ダミ声が。

「神原結衣・・・神原!神原!!!」

「・・・・・あ、はい!」

「どうしたー?夏休みボケか?」

「違います!!」

「相変わらず尖ってんな、笑」

・・・黙れ。私が尖ってんのは誰のせいだっつうの

「結衣が尖ってんのって、矢野の性なのにねー」

「・・・葵さん?私に喧嘩売ってるのかな?」

「怖い怖い。」

怖いって言われてもな。

怖いのはあんただよ
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