大切な人に想いを伝える魔法の言葉



改めて「淋しい」というキモチを、

相手からちゃんと言葉に出して伝えてもらえたとき、

ココロにじんわりあたたかい感触を味わうことができました。


そして相手からの「淋しい」に対して

「淋しい」と言葉で返す自分のココロにも

きゅんと切ない感触はあるものの、

それを包み込むようなあたかたな感触が

たしかに胸の真ん中にあったように思っています。


淋しいっていうキモチは

どこか恥ずかしいキモチだと思っていて

だから他人に明かしてはいけないと

ずっとココロの扉に鍵をかけていました。


他人が言ってくれる「淋しい」も

自分の中に沸き上がる「淋しい」も

ずっと聞こえぬフリをしていたのです。



ですが、そのときなぜか、

すんなり耳に届いた相手の「淋しい」は

自分のココロをものすごく

クリアにしてくれる一言でした。

そして、相手のココロも

やさしく包み込んでくれるような

そんな言葉であるように感じました。



淋しいっていうキモチは、

じつは一人で味わえません。

かつて誰かがいたり、

すこし遠くに誰かがいる。



その人といっしょにいられなかったり、

なかなかつながりを感じられないときに

「淋しい」という感情が、

ぽつりと湧いてくるのではないでしょうか。


つまりは、つながっていた過去や、

つながれそうという期待、

またはつながりたいと思える相手がいるからこその、

湧き出てきた淋しいであるはずなのです。




自分が淋しいときに相手から聞きたいのは

自分と同じくらいの強いキモチを込めた

「淋しい」という言葉です。



自分と同じように

淋しいと感じてくれる人がいる。

それって大きな愛情だと思うんです。

できたら、そのキモチごとを

相手に伝えてあげてください。



相手はあなたの淋しさに

まだ気づいてないかもしれないし、

もしかして信じてないかもしれません。



あなたに会えなくて淋しい

っていうキモチを言葉に変えて

大切な人に伝えてあげてください。



あなたがどれくらい

その人を必要としているか

どれくらい愛しているのかを知って、

お互いの愛情を伝え合ってください。


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