大切な人に想いを伝える魔法の言葉



そして、自分自身が

二人でいられることをあたりまえに考えすぎて、

彼女も自分と同じ感覚だと思い込んでいたのです。


彼女は彼女で、

自分の誕生日は好きな人と

二人だけで過ごしたいという想いを持っていて、

それを言葉にして伝えてくれたことによって、

僕は彼女の本当の気持ちに気づくことができました。



長いつきあいになると、

愛情表現をするのが照れくさく感じてしまい

自然と付き合ったばかりの頃の二人とは違う状況へと

変化していくものです。


だからこそ、彼女が僕に対して、

自分の本音を伝えてくれたことは

二人の愛情(少なくとも彼女の僕に対する愛情)が

なんら薄まっていなかったということを

示してくれていたのかもしれません。


そして、そのキモチは、

彼女からの深い愛情と、新鮮な愛情の

両方を感じ取ることができる言葉で、

ほんとうにしあわせな気分になれたのです。


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