大切な人に想いを伝える魔法の言葉



例えば電車に乗っていて、

自分の目の前に年輩っぽく見える人が立っているとして

その人に席を譲ろうかどうかというのはとても迷います。


席を譲ってるのに断られたらどうしようとか

断られるだけならまだしも、怒られるかもしれないと

悪い方に想像を巡らせてしまうのです。

やさしさを差し出すのは相手の役に立ったり、助けになりたくてするのに、

ありがた迷惑のように思われると悲しくなってしまいます。


自分の頭の中でシミュレーションをしたり、

または過去の苦い経験などが思い起こされて

僕たちはやさしさを差し出すことへの恐怖があるわけです。




それは好きな相手に対しても同じこと。



相手に自分のやさしさを素直にさし出して

受け取ってもらえなかったとしたら、

見ず知らずの人に断られたときよりも

何倍も悲しくて淋しいキモチになるかもしれません。



またそれに気づいてもらえなかったとしても

ちょっと淋しいキモチは残り続けると思うんです。



だから、「やさしいね」っていう一言は

相手のやさしさを引き出す言葉でもあるのです。




その一言を言ってもらえるだけで

素直にやさしさを差し出せるような関係を

築いていくことにもつながっていくはずです。




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