に じ い ろ~Rainbow Days~

邂逅







「ヒカリー!おはよー!」

「未来…おはよう」



朝、いつもの通学路をのんびり歩いていると、後ろから声をかけられて振り向いた。


小走りで私の隣に並び、歩き出す未来。


こんな朝にも、慣れ始めていた。




________あの日から、一週間。


最初こそぎこちなかった私達だけど、最近では普通に話せるようになっていた。



「今日の一限なんだっけ?」

「数学だよ」

「えっ嘘でしょ?!小テストの勉強してないんだけどぉ!!」






< 133 / 417 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop