怪談短編集

2.呪われた家に





 そのとき、両親が二階から下りてきた。


「おはよう、マルクス」


 僕は、母の声がとがっていないことに気付いた。

 
 珍しい。


「あ、お、おはよう」


 僕、少しだけ戸惑って。


「あら、かわいいオウムちゃん。ね、名前、どうしようかしら」


 !?


 母は、オウムを嫌っていた筈…なのに、なんで?


 僕は、オウムを睨んだ。


 オウムが、ニヤリと笑った。


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