私はミシェルからウィルを預かって、さっそく抱きしめた。
 ふわふわの柔らかい毛並みは、トリマーさんにお願いしたりなどしているらしい。

 少しプレッシャーを感じながら、ペットなど飼ったことがないので楽しみでもあった。

 だけど……。

 やっぱり叱られちゃったな。散々、イジワルされちゃったし。
 ……というより、子供のように拗ねている?
 さっきからムスッとしている潤哉さんを見て、溜息をつく。

「ウィル」
 と呼ぶ度に、潤哉さんはピクと反応をするクセに、こちらを見ようとしない。

 ゴロゴロとのどを鳴らしながら膝の上で丸くなっているウィルを撫でると、潤哉さんはようやくこちらを見た。

 それは、嫉妬の視線……。早くその猫を寝かせてくれ、と言わんばかりの。

 しばらく猫じゃらしのオモチャで遊んで無視していた私は、ワインを飲み続けている潤哉さんが心配になって振り返った。

「潤哉さんも触ってみますか? 可愛いですよ。5日間、一緒にいるんだから、仲良くしないと」

「大体、質のいいペットホテルなら、僕が紹介しても良かった」
「それじゃ、ミシェルが不安だから、信頼してくれたんじゃないですか」

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