私は早々に電気を購入するとそれを手にぶら提げ、エレベーターに乗り込んだ。

10のボタンを押し、閉めるボタンに手をかけたときに人影が来たのに気付いて反射的にドアを開けた。


「あ!!」
「あ。」


申し訳なさそうに乗り込んできたのは浩一さんだった。


「美佳ちゃん!乗せてくれてありがと」

「いっいえ!!」



相変わらず素敵な笑顔に一気に顔が熱くなって、エレベーターと一緒に私の心も急上昇を始めた。

私はボタンの前に向かって立ち、後ろにいる浩一さんに怪しまれないように呼吸を整えて表情もいつもどおりを心がける。


「こんな時間に、買い物?」


私の“いつもどおり”の準備が丁度間に逢った時に浩一さんは腕時計を見てそう言った。

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