「ああ、ごめん。で何?」
「…これ…」


そういって遠慮がちに言われて示された指の先を見ると、机の上に広がった裁縫道具と白いズボン。


「さ…裁縫??!綾瀬が??!」

まじめに?!


私は堪えきれなくてちょっと笑ってしまった。


「…好きでやってるわけじゃねぇ!…でもやっぱり上手くできなくてよ…」


···あぁ、そうだよね。
お母さんいないんだもん。

私ったらそれなのに、また無神経に軽い気持ちで笑っちゃった···。


「··で?この破れを直せばいいの?」
「できるか?」
「ま、ある程度目立たないように位はね。」


そう答えて私は綾瀬の机の椅子に腰をかけて針を手にした。

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