「うわぁ……!」



この前から続く梅雨の毎日の中、今日は奇跡的に晴れた。


もう半袖でも、汗がにじんでくる。


やはり留衣さんの申し出を断れなかった両親の承諾を得て、あたし達は引っ越す事になった。


今日はその入居日だ。


前日まで、太一と一緒に荷造りをした。


そして現地に着いたあたし達を驚かせたのは……。


全く築30年とは思えないほど手入れが行き届いた、洋風の家だった。


留衣さんが掃除や庭の手入れを、業者に頼んでくれたらしい。



「どの部屋にする、清良?」


「そうね、そうね……

うわあ、まりあ見てよ!

乙女の憧れ、猫足のバスタブ!」


「うわああっ、可愛いー!」



家の中をきゃあきゃあ言いながら探検するあたし達に、
岡崎さんがうんざりした表情をする。


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