あのこになりたい
架け橋
シュンは、
「突然お邪魔してすみませんでした」
と頭を下げて帰って行った。
「あ、待って…シュン!」
私はシュンを追って階段を降りた。
いつもの公園まで歩きながら、私は何度も、
「ありがとう」
と言った。
「若菜さんて…」
私が言いかけると、
「岡田の彼女。俺の初恋の人…の次に好きになった人」
シュンが笑った。
「え…?」
私は目を真ん丸くした。
「岡田も若菜も知らないけどね。でも…二人が付き合い出した時は傷付いたね〜」
「今は…?」
私はシュンの目を見て聞いた。
「今はいい友達だ。むしろ…二人を応援してる」
シュンは私の目をまっすぐ見て言った。
「若菜や俺は、岡田と外の世界との架け橋になれても家族の架け橋にはなれない。咲にしかできないんだよ」
シュンは私にそう言った。
だけど…私は架け橋どころか家族と向き合ってもない。
私だって誰かに架け橋になってもらいたいよ…。
「突然お邪魔してすみませんでした」
と頭を下げて帰って行った。
「あ、待って…シュン!」
私はシュンを追って階段を降りた。
いつもの公園まで歩きながら、私は何度も、
「ありがとう」
と言った。
「若菜さんて…」
私が言いかけると、
「岡田の彼女。俺の初恋の人…の次に好きになった人」
シュンが笑った。
「え…?」
私は目を真ん丸くした。
「岡田も若菜も知らないけどね。でも…二人が付き合い出した時は傷付いたね〜」
「今は…?」
私はシュンの目を見て聞いた。
「今はいい友達だ。むしろ…二人を応援してる」
シュンは私の目をまっすぐ見て言った。
「若菜や俺は、岡田と外の世界との架け橋になれても家族の架け橋にはなれない。咲にしかできないんだよ」
シュンは私にそう言った。
だけど…私は架け橋どころか家族と向き合ってもない。
私だって誰かに架け橋になってもらいたいよ…。