「京介さん、話があるの。」


会社が休みの土曜日の昼下がりの事だった。


「どうした?」


オレは、新聞から目を離し、友紀子を見た。


「最近、具合が悪くて昨日、病院に行ったの。」

「で?どこか悪かったのか?」


「妊娠3ヶ月ですって。」


オレは、軽い目眩を感じた。


「そうか。良かったな。」


「あまり、嬉しそうじゃないみたい。」


「いや、びっくりして。」


友紀子は微笑んで

「男の人って、実感がなかなか湧かないわよね。お茶入れるわ。」


友紀子は腹部を撫でながら台所へ向かった。

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