君と恋に堕ちた事について
ソファーに座り、2人で映画を観ていたが、麻実はオレに寄りかかったまま眠っていた。


目を覚ますと「私、寝ちゃってた?」とバツが悪そうに微笑んだ。


「いいよ。寝てても。」

「ダメ。勿体無い。」

そう言いつつ、うとうとした。


帰る間際に「私、最近眠れないの。」と言った。

「山里と同じベッドに眠る事が苦痛なの。セックスもずっと、拒んでる。きっと変に思ってる。でも、もう限界なの。山里の事キライじゃないけど…なんていうか…もう限界なの。」


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