たった一試合、君と私の甲子園
夢・・・
夏も終わり、私たちは本格的に
受験シーズンへと突入した。


「ちょっと美優!!
あんた本気なの!?」


「だから本気だやって言ったやん。」


「よく考えーよ!!
バレーで食べていけるほど
世の中は甘くないで?」


「わかってるわ。」


「わかってない!!
美優は一時の感情に流されてるだけや!!」


「そんなんちゃうって!!
もう、私のことやねんからええやろ!!」


「美優ぅ~・・・」


「私な、オリンピック行きたいねん。
日の丸背負って世界と戦いたいねん。」


「また始まった・・・」


友美は呆れてため息を吐く。



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