なんでも屋 神…最終幕
「一葉〜起きろ〜。」



ベットに張り付いていた身体を起こし、ベットサイドに腰を置いて隣に眠る一葉の身体を揺する。



窓の外に視線を移し、両腕を上げて大きく伸びをしていると、背後から一葉の細い両腕が腹周りに絡みつく。



「神君おはよ〜。」



暫しそのままの体勢で朝の挨拶を交わし、一葉の目が完璧に覚めた所で、シャワーを浴びに一階へと下りていく。



身体へ叩きつけるような強めなシャワーは、眠っていた脳細胞を起こしていく、朝の大事な作業の一つ。
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