オトナのレッスン
真面目に☆
「両手でしっかり握って、でも力は入れすぎないように」

「はい」

「う~ん、なんかぎこちないね、もっと力を抜いて、優しく握ってごらん」

「こうかな」

「そうだな、あとは腰を軽く落として、円を描くように振ってごらん」

「はい」

「両手でこの辺を軽く持ち、このくらい腰を落として、こう振り上げたら円を描くように振り下ろす」

そう言いながら、私の後ろから、覆いかぶさるように手を伸ばしフォームを直す彼。


毎週末通うゴルフクラブで知り合った彼はプロ級の腕前。
いつも同じ時間帯にやって来て、自然と顔馴染みになった。
私のあまりの下手さについコーチ役を買って出てくれた。

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