【密フェチ】夢の幻影は欲望の罠
女は携帯の通話を終えると
彼の方に視線を移し、

冷たい笑みを浮かべ鮮やかな唇で
呟く様にこう言った。


「こう言う時に嘘を信じてもらえる信頼を
勝ち取っておかないとね…
処世術よ分った?」


女は親戚に突然の不幸が有り
出社できない嘘を会社の上司に告げたのだ。

それはあっさり受理されて、
今日一日の行動を邪魔する物は何も無い。
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