☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「それで、相手の男の子にはもう伝えたのか?」


お父さんは低い声でたずねた。


「まだ・・・。あした、学校の帰りに話す・・・。」


わたしは小声で返事をした。


「これからのことは、分かってるね?」


お父さんは言った。


「中絶するなら、早いほうがいい。できるだけ早く病院に予約して、下ろしなさい。」


「いやだ。」


わたしはさけんだ。


「いやだと?何を言ってるんだ!」


お父さんは声を荒げた。


「この年で妊娠したうえに、産む気か!?一体、何を考えてるんだ!!」


「辛いのは分かるけど、こうするしかないの。」


お母さんはわたしに言い聞かせるように言った。


「美里はまだ中学生なの。卒業して、これから高校にだって行かないといけないし、赤ちゃんを産めないことは分かるでしょう?」


「でも・・・、赤ちゃん、生きてるんだよ・・・。」


わたしはすすり泣いた。


「中絶するなんて、いやだ・・・!」


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